唖
戦後、すぐの頃かな…?
おんな三人よればかしましい
なんてね、たしかにね!っていう説得力と、長く、苦しい大戦争が終結して、さあ、日本はこれからさ!という、希望の萌芽をも感じさせるなんとも明るい言葉である。
しかし70年後
時代は逆走を始め、
現代の日本人、特に若い人たちが顕著であると感ずるけれど、
日本人はみな、
唖になったらしい
特に挨拶語、謝罪語、感謝語といった、かつて、日本人を日本人たらしめる極めて重要だった言葉は、ほとんど話せないようだ。
しかし、哀しいかな、やつらもまた、日本国籍を有するらしいw
では、コミュニケイトはどうとるのか?
朝、出会った場合
基本的には無視だそうだ。
互いにちらと知ってか知らずか、いや、知らないことに無理矢理持ち込む。
では逆に
互いに歩行中、出会い頭にぶつかりそうになる、というような、ある種、危険に遭遇した場合
実際の状況はともあれ
お互いに己れの正当性を主張して、
睨む
だが、
これらの事象は、まぁ
子供どうしの他愛ないケンカのようなものであって、
確かに馬鹿にしか見えぬが実害は無い
最も悪質極まる醜態は、
先のパターンで
相手が道を譲ったときに
まるで
最初から何もそこに存在していなかったかの如く、
何らのアクションも無しに平然とすれ違って立ち去っていくトンマだ。
もはや、義務教育制度は完璧に崩壊したのだろう。
私には
怒りと絶望と
諦念以外、
なにもない